ブランドものと海外旅行好きの私がどうして「家族と一緒ならどこでもたのしい」という女にかわったのか、についてはおいおい知っていただくとして。
そのまえに、どんな女だったのかを詳しく話すほうが後のこともわかりやすそうです。
私は静岡市出身、兄は有名大学にいきましたが私は出来がそれほどよくなくてまた趣味がこうじて漫画家になりたくて大阪の専門学校にはいりました。
まあ2年ほど大阪にいましたが漫画家になんてなれそうもなくて、親の仕送りで派手な格好をしては飲み歩き、顔のいいオトコを恋人にしつつ更に顔のいいオトコとときどきデートする、というアホな生活をしていただけでした。
そんな生活でも専門学校は時期がきて終了、卒業後も修行に身を費やす根性も無く漫画家希望というのはあっさりやめました。